マシニングセンタで軸の加工

立形の大型マシニングセンタで主軸をV字ブロックに乗せてキー溝加工をするときのフリー画像です。

軸のような形状は、位置決め、保持力、共にV時のブロックでのクランプが最適です。
ネジ部分はネジ研削により、すでに仕上がっているのでテープで保護してあります。

段付きの主軸は重心のあるところをV字のブロックを使って、そこをメインに位置決めと固定をし、加工部分はバイスなどで補助的に固定をします。
バイスは主軸を補助的に固定してから機械に固定をするので通常の段取りとは逆になります。




F-IMG.COMのフリー素材は、クレジット表示や事前承認が不要で、個人・商用を問わず無料でご利用いただけます。
ご利用の前に、利用規約とプライバシーポリシーをご確認ください。

主な用語と説明

  • マシニングセンタ:マシニングセンタは、主軸に取り付けた工具を回転させて機械取り付けた材料をを加工します。
    複数の加工具をセットすることができるので、あらかじめセットした複数の加工具を使い、1回の段取りで、穴あけ、フライス加工、ねじ切りといった複数の加工を自動的に行えるCNC(コンピューター数値制御)工作機械の一種です。
    また、段取りを工夫すれば材料を複数取り付けることも可能で、無人での連続運転にも適しています。
  • Vブロック:Vブロックは、円筒形のワーク(加工物)を正確に位置決めし、安定させるためのV字溝を持ったブロックです。
    V字の形状は、円筒のどの部分に接触しても、ワークの中心線や水平線が常にV溝の底面と平行に保たれるため、加工や検査、測定などの精密な作業に不可欠です。
    この特性から、旋盤やフライス盤での追加加工、真円度や振れを測定する際の基台(治具)として広く利用されています。
    しかし、Vブロックとワークが「線」や「点」で接触する特性上、接触面にキズや変形がつきやすいという注意点があります。
    そのため、ワークの材質に合わせてVブロックの素材を選び、クランプの力加減を調整することが重要です。
  • 仕上げ加工:仕上げ加工は、製品の最終的な寸法や表面の精度(寸法や面粗度)を出すための工程です。
    この段階では、削る量を少なくして、細かい刃物や良好な切削条件を選び、高品質な表面と高い寸法精度を目指します。
    仕上げ加工で失敗をしてしまうと、ほかの工程に比べ、再製作にコストも時間もかかってしまう慎重に行います。
  • マシンバイス:マシンバイスは、フライス盤やマシニングセンタなどの工作機械のテーブルに固定して使用される高精度で強力な万力で、ハンドルを回して材料をしっかり挟み込むことで作業中に材料が動かないようにするための固定具です。
    その最大の役割は、工具による大きな切削抵抗(工具とワークの間に生じる抵抗)に耐え、ワーク(加工物)を動かないようにしっかりと固定することにあります。
    この強力な固定力により、精密な穴あけ、フライス加工、輪郭削りなどの複雑な切削加工を高い精度で安全に行うことができますが、強く締めすぎてしまうとワーク(加工物)に傷をつけてしまったりバイス自体の寿命を縮めてしまったりと扱いの難しさもあります。