5軸制御のマシニングセンタでエンドミルを使って等高線荒加工05

5軸制御のマシニングセンタでラジアスエンドミルを使って曲面形状部の等高線荒加工をしたときのフリー画像です。

傾斜や曲面形状など市販の加工具にない形状の加工をするときは等高線で加工をします。
加工にはコーナー部分の摩耗や欠損の起こりにくいラジアスエンドミルを使います。







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主な用語と説明

  • 5軸マシニングセンタ:5軸マシニングセンタは、既存の3軸マシニングセンタ(X軸、Y軸、Z軸)に加えて、回転軸と傾斜軸を持つマシニングセンタです。
    5つの軸を持つことにより一度固定するだけで多面からの加工が可能加工になり、段取り時間を大幅に短縮や、これまで難しかった自由曲面を持つ複雑な形状の部品も効率的に加工できるようになります。
    5つの軸という機械構造から、3軸に比べて機械剛性が低いので段取りや工具の選定が重要になります。
  • 等高線加工:等高線加工は、ワークの形状に合わせた水平の輪郭線を一定の高さ(Z軸)で加工をする方法です。
    主に傾斜面や曲面などの3D形状や市販の工具では対応しづらい複雑な形状を加工する際に用いられます。
    水平の輪郭線を一定の高さ(Z軸)で加工をする特性から垂直に近い形状を得意ですが、水平に近い形状が苦手(水平の輪郭線ピッチが広くなり段差が生じやすくなる)です。
  • ラジアスエンドミル:ラジアスエンドミルは、切削時に衝撃が集中しやすい刃先のコーナー部にR(半径)を持たせた切削工具です。
    底面にR形状を付けたい場合や、工具の破損を防ぎたい場合、さらには3D形状の加工を行う際など、幅広い用途で活用されます。
    スクエアエンドミルと比較すると、ラジアスエンドミルは高強度かつ長寿命で、特にたわみが発生しやすくなる長い工具ではその差が顕著になります。