立形マシニングセンタでS45Cの鉄板を立てて穴加工の段取り

立形マシニングセンタでS45Cの板を立ててバイスでクランプをして、取り付け穴を加工したときのフリー画像です。
バイスの通り出しも大事ですが、取り付け後に加工物で直接通りが出ているか確認をします。
また、厚みが薄いので中心に近いところではビビリが発生する恐れがあるので注意が必要です。


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主な用語とその説明

  • マシニングセンタ:マシニングセンタは、主軸に取り付けた工具を回転させて機械取り付けた材料をを加工します。
    複数の加工具をセットすることができるので、あらかじめセットした複数の加工具を使い、1回の段取りで、穴あけ、フライス加工、ねじ切りといった複数の加工を自動的に行えるCNC(コンピューター数値制御)工作機械の一種です。
    また、段取りを工夫すれば材料を複数取り付けることも可能で、無人での連続運転にも適しています。
  • マシンバイス:マシンバイスは、フライス盤やマシニングセンタなどの工作機械のテーブルに固定して使用される高精度で強力な万力で、ハンドルを回して材料をしっかり挟み込むことで作業中に材料が動かないようにするための固定具です。
    その最大の役割は、工具による大きな切削抵抗(工具とワークの間に生じる抵抗)に耐え、ワーク(加工物)を動かないようにしっかりと固定することにあります。
    この強力な固定力により、精密な穴あけ、フライス加工、輪郭削りなどの複雑な切削加工を高い精度で安全に行うことができますが、強く締めすぎてしまうとワーク(加工物)に傷をつけてしまったりバイス自体の寿命を縮めてしまったりと扱いの難しさもあります。
  • ビビリ:ビビリとは、切削中に工具や加工物が振動する現象です。
    この振動が加工面の仕上がりを悪くしたり、異常な音を発生させたり、工具の寿命を縮めたりします。
    特に細くて長い軸の加工、細くて長い加工具の使用では、ビビリが発生しやすいため、注意が必要です。
  • S-45C:一般構造用圧延鋼材(S-C材)の一種です。炭素を約0.45%含む機械構造用の炭素鋼で切削の加工性が比較的良好で、強度や硬度が高く、焼入れや焼戻しといった熱処理を施すことができる扱いやすい素材で高い耐久性が求められる機械部品など広く利用されます。
    扱いやすい反面、溶接や切れ味の悪い加工具による摩擦など、加工工程に発生する熱でも局部的に硬くなってしまうことがあるので注意が必要です。